でゅら~の暇つぶし

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【ライブレポ】LORDI JAPAN TOUR 2009 (2009.04.15)

 Deep Puple 「Live in London 2002」の記事で、2009年4月08日、Yngwie とのカップリング公演の思い出を投稿しました。

 その末尾で、4月15日公演のことも触れたんですが、んじゃあ、当日、ぼくが何をしていたかって話し。

 もちろん、別のライブに行ってたんで、そっちの記事も投稿しておこうと思った次第。

 

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ローディ再来日インタビュー / www.neowing.co.jp

 

タイトル:

  Lordi Japan Tour 2009

    Mr. Lordi - Vocals

    Amen - Guitar

    Ox - Bass

    Kita - Drums

    Awa - Keyboard
開催場所:

  Shibuya AX

開催時間:

  18:00開場 / 19:00開演 / 20:30終演

SETLIST

  SE. SCG IV

  01. Girls Go Chopping

  02. They Only Come Out At Night

  03. Raise Hell In Heaven

  04. Bite It Like A Bulldog

  05. Who's Your Daddy?

  06. Blood Red Sandman

  07. Man Skin Boots

  08. The Night Of The Loving Dead

  09. AWA Solo

  10. The Rebirth Of The Countesswithout

  11. Deadache

  12. Monster Monster

  13. It snows in hell

  14. Wake The Snake

  15. Dr.Sin Is In

  16. Missing Miss Charlene

-enc-

  17. Would You Love A Monsterman

  18. Devil Is A Loser

-enc2-

  19. Hard Rock Hallelujah

 

  • 前 段

 Eurovision 2006 で優勝し、当時、母国フィンランドから海外へと活躍の場を広げていた Lordi でしたが、日本での知名度はいまひとつ。

 この日は、Shibuya AX (1,700人収容 2014年2014年5月閉館) が会場でしたが、客入りは 500人~600人 という感じで、お世辞にも「入っている」とは言い難い状況。

 時期的には、新年度が始まったばかり、かつ、東京国際フォーラムでは、Deep Purple × Yngwie カップリング・ツアーが開催され、集客が分散してしまうという側面もありました。

 今回の来日公演は、当時の新譜「Deadache」のリリー・ツアーなので、セットリストは新曲から SE. を含めた 8曲がプレイされました。

 たしか、限定版には DVD がついていて、この 1枚を買うことで、この 19曲中の 13曲くらいがカバーできる、なんとも親切な仕掛けだったと記憶しています。

 

  • Mr.Lordi エンターテインメント・ショウ

 たしかに集客はいまひとつでしたが、会場に集まったのは、いずれも Lordi 大好きっ子たち。暗転し、SE. が流れだすと、「えっ?どこにそんなに人が?!」と、一瞬、大観衆と錯覚するくらいの熱気をともなった歓声が沸き起こり、Mr.Lordi をはじめ、メンバーを迎え入れました。

 Mr.Lordi は、こなれた感じで観客を煽り、観客も大喜びで拳や声をあげる。バンドと観客の織りなすコール&レスポンスは、際限なく熱気を帯び、この公演がいかに望まれていたかを如実に物語っていた。

 ステージは、数曲ごとに小芝居が入り、より、楽曲の世界への没入感が高まっていく。通常なら、そこでひと息、というタイミングですが、その芝居も、実に雰囲気たっぷりで目を離せない。ロックとミュージカル (というよりは伝奇映画?) が完全に融合したステージ。これこそが Mr.Lordi の織りなすエンターテインメントなのだと実感するのでした。

 本編終了後、熱狂のアンコールから、セカンド・アンコールまで飛び出し、本編のエンターテインメント・ショウを楽しむという雰囲気から、熱狂のフェスティベルといった雰囲気へ様変わり。この 3曲を聴くまでは、というか、一緒に歌わずに終われるか!とばかりに大きなシンガロングが起こり、熱狂のうちに公演が終わりました。

 

  • 所 感

 たしかにひと入りはイマイチだった。

 しかし、盛り上がらなかったわけではない。

 誤解を恐れずにいえば、滅多にない盛り上がりを見せた公演だったといえる。

 「滅多にない」というのは、例えば「人がいないなら、いないなりに盛り上がることはできる」ということがある。これは真。しかし、人数は決まっているので、やはり「それなり」でしかない。しかし、この公演は、それを超えた盛り上がりだった。

 それは、バンドが来場者の期待を超えたものをみせ、来場者もバンドの期待以上のレスポンスを返したことによる相乗効果があったからだ。

 だから Lordi は素晴らしいバンドだということができる。

 まあ、歌声はダミ声なので、それが苦手という方にはオススメできないが。

 

 

Lordi - Opening Eurovision 2007

www.youtube.com