タイトル:
Evoken Fest 2019 Extra (2019.09.01)
開催場所:
クラブ・シータ
公演時間:
開場 / 15:30 , 開演 / 16:30 , 終演 / 22:15
SETLIST
Allegiance Reign
01. A Signal Fire of Battle
02. Ei Ei O !
03. Allegiance Sword
Epidemia
01. Proidi Svoy Put'
02. Feanor
03. P'yanyj razgovor
04. Niti Syd'by
05. Vsadnik Iz Lda
06. Gde Rozhdayutsya Rassvety
07. Vybor est'!
Manticora
01. Katana - Opium
02. A Long Farewell
03. Gypsies' Dance, Part 2
SE. Piano Concerto No.1 - B Flat Minor...
04. Echoes of a Silent Scream
05. Through the Eyes of the Killer - Revival of the Muse That is Violence
North Tale
01.Higher
02. Shape Your Reality
03. Time to Rise
04. Siren's Fall
05. The Rhythm of Life
06. Bring Down the Mountain
07. Welcome to Paradise
08. Everyone's a Star
Blood Bound
01. Battle in the Sky
02. In the Name of Metal
03. The Warlock’s Trail
04. Stand and Fight
05. Moria
06. Dragons Are Forever
07. Rise of the Dragon Empire
08. Nosferatu
Derdian
01. Human Reset
02. Battleplan
03. These Rails Will Bleed
04. Mafia
05. DNA (with Jinn from Illusion Force)
06. I Don't Wanna Die
07. Never Born
08. Burn
09. Forevermore (with Michal from Ancient Myth)
10. The Hunter
11. Red and White
-enc-
12. Eternal Light
Evoken Fest 最後の一撃は、日本に縁のある、あのバンドをヘッドライナーに据えた Extra Show!
昨日と引き続き、Manticora、North Tale が出演するけど、その他は入れ替え。
全日程 3公演 10バンドも今日で終わりかと思うと、感慨深いものがあるね。
Allegiance Reign
武士メタル!
初見のときは、矢城山殿の口上に面食らったものの、楽曲の出来栄えは演奏技術とともに高く、また、武士メタルゆえの世界観にも共感しやすい。
最初はまばらだった鬨の声も、終盤には大きな歓声となり、開幕の狼煙と相成り申した。
Epidemia
ある意味において、本イベントで最重要と言えるバンド。
ロシア産メタル・オペラなんて、Evoken でもなきゃ呼ばないし、呼べないだろうね。
Evgeniy Egorov の彫りの深い風貌や、舞台を意識したかのような勇壮な鎧風衣装から繰り出される大きい身振りのアクションは、その美声も相まって、観客の視線を惹き付ける。
会場ウケも高く、バンドは観客のリアクションに感動してた。こちらこそ、素晴らしいステージをありがとう。
Manticora
勇壮なメタル・オペラから、怪奇のホラー世界へ移り変わったギャップが面白かった。
Lars F. Larsen は、今日も元気に全力アクション!
中には、ガスマスク装着の防護服のような衣装変えもあり、ステージ映えも良かった。
去年リリースされた 「TO KILL TO LIVE TO KILL」 は、バンドとしても 8年振りとなり作品で、そこからの楽曲が聴けたのも良かったね。
このバンドの楽曲は、ほぼ、コンセプトとなる小説や物語があるので、気になった方は、そちらと合わせてチェックしてみるといいかも。
North Tale
Manticora と同じく、2日目から引き続き出演の North Tale
北欧らしい、きらきらしたキーボードが気持ちいいし、疾走感のある曲と、のびやかなハイトーン・ボイスの組み合わせが素晴らしいよね。
このバンドは、8月にデビュー・アルバム「Welcome To Paradise」をリリース。
Christian Erikkson の古巣 (Twilight Force) のような、エピックなものを期待してしまうと、肩透かしを食らってしまうかもしれないけど、純粋にパワメロ、メロスピを聴く感じなら十分楽しめる作品なので、是非、聞いてみて。
Blood Bound
バックドロップの他に、書き割りもあったよ!
絵柄は、CDジャケットでもおなじみのドラゴン・シリーズ。だから、セットリストもその辺の楽曲が多いんだろうね。
ただ、終盤 08. には、ノスフェラトゥも登場し、従来からのファンへのサービスもしっかりしてた。
来日の機会は少ないけど、こうした心遣いがあるからこそ、次への来日につながるんだろうね。
セットリストは、荘厳で勇壮。ときどき牧歌的って感じで、緩急をつけつつ、Blood Bound というバンドの魅力を伝える内容で、これで燃え尽きるなら本望ってファンもいるんじゃないかな。
Derdian
そして、イベントをしめくくるヘッドライナーの登場。
Evoken Fest に出演したことで運命が変わったバンド Derdian。
この日は、Marco Banfi (Ba) こそ来日できなかったものの、バンドの気合は十分!フルメンバーでない穴は、Ollie (Illusion Force) がフォローしてくれた。
その流れなのか、05. では Jin (Illusion Force) が登場し、まさかのツイン・ボーカルでジョイント!
歌唱力の高さには定評のある Jin なので、耳福ともいうべきサプライズがあった。
また、女性ボーカル・パートのある 09. では、またもやゲストとして Michal が登場。原曲に近いイメージでの再現が成された。
それぞれのパート、バンドとしてのクォリティともに、前回の来日より上がっており、実に素晴らしいステージだった。
そこに、日本公演に配慮した演出やサプライズもあり、大満足の内容と言える。
Evoken Fest
夢のようなイベントだった。
このイベントが来年は開催されないことが、残念でならない。
このイベント、いや、Evoken が呼んでくれたからこそ出会えたバンドの、いかに多かったことか。
本イベントを全力で駆け抜けてくれた出演者、主催者のみなさま、本当にありがとうございました。